すべての社員が、エクイニクスにとって正しいことを行う義務を負っています。これは、個人的な利害関係と会社の利害関係との間に対立を生み出す状況を、たとえその可能性があるだけだとしても、回避することを意味します。利益相反は、職務遂行の客観性や有効性、または私たちがエクイニクスの代理として行う決定の妨げとなるものです。透明性は利益相反を回避するために不可欠です。
利益相反が発生する可能性のある行動をすべて記載することは不可能ですが、利益相反がより発生しやすい特定の状況があります。以下に、利益相反に遭遇する可能性のある行動をいくつか説明します。潜在的な利益相反を認識し、適切な行動を取ることが重要です。起こり得る利益相反について質問がある場合は行動を開始する前に、または利益相反が存在する可能性があることに気づいた場合は直ちに上司に相談するか、コンプライアンスオフィスに連絡してください。
友人や家族と仕事をしている状況では、利益相反が生じる場合があります。利益相反ガイドラインは、家族や個人生活に干渉することを意図するものではありませんが、親しい友人や家族の行動で懸念が生じ得る状況がいくつかあります。例えば、エクイニクスに商品やサービスを提供している会社に、あなたの配偶者、家族、または親しい友人が勤務している場合、決してあなたの立場を利用して入札やその他の交渉に影響を与えてはなりません。あなたが購入の職務に直接関与している場合は、上司にその状況を知らせ、潜在的な問題について話し合う必要があります。また、競合他社で働く家族や親しい友人がいる場合も、その事実を上司に知らせる必要があります。
エクイニクスとは関係のない外部の組織とパートタイムでビジネスを始めたり、アルバイトをしたりしても、必ずしも利益相反が生じるわけではありません。ただし、エクイニクスとの間に競合関係がないこと、また、第2の仕事がエクイニクスでの時間と義務の遂行を妨げないことを確認するため、上司と話し合うことが重要です。
エクイニクスと競合または提携している企業への投資は、利益相反になる可能性があります。エクイニクスの顧客、サプライヤー、開発者、または競合他社と重大な金銭的利害関係を持つと、利害の対立が生じる可能性があります。そのような投資を行うかどうかを決定する際には、投資の規模と性質、あなた自身がエクイニクスまたは他社の決定に影響を与える能力、エクイニクスまたは他の会社に関する機密情報へのアクセス、およびエクイニクスと当該他社の関係の性質を考慮する必要があります。
個人的利益のためにエクイニクスでの立場を利用することはできません。エクイニクスが所有する情報を使用しているとき、またはあなたの職位の結果として気づいたすべての機会は、エクイニクスに属します。
エクイニクスでの立場を通じて学んだ機密情報や専有情報、またはプロセスを、個人的な利益のため、またはヘッジファンドや他の投資専門家とのコンサルティング契約を含むエクイニクスの不利益になる可能性があることに使用することはできません。
多くの地域や文化において、贈答品の授受は取引の重要な一部であり、正当な業務目的に適っている場合もあります。エクイニクスでは、ビジネスの場での接待や贈答品は、営業上の信用や健全な仕事上の関係を深めることを目的としたものであり、顧客やベンダーに関する不当な優位性を得るためのものではないと考えています。エクイニクス社員は、ビジネスの決定に影響を与えたり、独立した判断を損うように見える可能性がある、贈答品や接待を直接的または間接的にやりとりすることを禁じられています。贈答品や接待をやりとりする際は、私たち全員が適切な判断を行い、節度を保つことが求められます。以下の場合を除き、決して贈答品や接待の授受を行ってはなりません。
「贈答品」とは?贈答品とは、価値のあるものすべてを指します。現金や芸術品など有形のもの、および割引、優遇、ローン、一般の人が利用できない特典など無形のものが含まれます。贈答品にはまた、食事、接待、旅行、文化イベントやスポーツイベントのチケット、その他の商品やサービスも含まれます。
一部の文化では、ビジネスの上の礼儀として、または地元の休日に、少額の現金を贈るのが通例である場合があります。このような状況に関する決定は慎重に行う必要があり、行動を取る前に、最高法務責任者またはコンプライアンス責任者と協議した上で、上司から事前の書面による承認を得る必要があります。
贈答品と接待の報告。 贈答品または接待の目的、金額、および受取人が経理担当者や帳簿を確認する社員にとって明白(すなわち、透明)になるように、贈答品または接待への支出を正確に報告することが重要です。経費報告では、支出の目的と贈答品または接待を受ける個人の身元を正確に記載し、贈答品または接待が公務員または政府団体の職員に提供されたかどうかを記載する必要があります。
世界中のほとんどすべての国で、政府の行動、サービス、またはその他の便宜と引き換えに公務員に賄賂を支払うことを禁止する法律があります。当社は、贈収賄防止法を支持および順守しています。こうした法律は、賄賂と引き換えの優遇ではなく、製品とサービスの品質に基づき競争することを目指す当社のような会社を保護することを目的としているためです。
エクイニクスは、米国を拠点とする会社であるため、当社のすべての社員、役員、取締役は、操業国の法律に加えて、世界中のあらゆる場所で公務員または当局者に賄賂を支払うことを厳しく禁止する米国海外腐敗行為防止法を順守する義務を負っています。これらの法律ではまた、公務員に関連する贈答品の提供や接待、また、出張費や販促経費の支払いに関する大幅な法的制限が加えられています。
贈収賄・汚職防止法および規則の順守に関する詳細や、公務員への贈答品および接待に関する当社の規則については、「法令順守の取り組み」セクションを参照してください。
エクイニクスは、仕事を効果的かつ適切に行うために必要なツールと情報を皆さんに提供することに取り組んでいます。皆さんは適切な判断でこれらの貴重な会社のリソースを大切にし、正当な会社のビジネスのみにそれらを使用してください。皆さんが責任を負っているエクイニクスの資産には、会社の記録と情報、著作権のある資料などの知的財産、および電子資産や物的資産などが含まれます。
機密情報。エクイニクスの情報の機密性と整合性の維持は、当社の成功にとって極めて重要です。機密情報とは仕事の一環として皆さんが知ることになる情報で、エクイニク ス、顧客、ベンダー、その他の第三者に関する、一般に公開されないあらゆる内容が含まれます。
当社の機密情報を保護するため、以下の行為を決して行ってはなりません。
当社のテクノロジーと革新は、当社の成功の鍵です。皆さんには、エクイニクスでの勤務中はもちろんのこと、退社後であっても、当社の企業秘密と専有情報を保護する責任があります。
記録と記録の管理。会社の記録は、会社の記憶です。これらの記録は、行動と決定の証拠となるものです。これには、当社のビジネスの成功と継続に不可欠な情報とデータが含ま れ、当社が法規制に準拠することを可能にします。記録は、当社または当社のビジネス活動に関する情報を含む、当社自体が作成する、または受け取るあらゆる種類の情報で構成されます。会社の記録の例には、紙版の書類、ディスク、テープ、またはその他の媒体に保存される電子メールおよび電子ファイルが含まれます。
私たちは、会計記録、タイムカード、経費報告、安全記録、業務記録などを含むすべてのエクイニクスの文書を正直かつ正確に作成する責任を負っています。財務記録に不正を確認したか、不正の疑いを抱いた場合は上司に通告し、コンプライアンスオフィスに連絡してください。
すべての記録はエクイニクスの資産であ り、「エクイニクスグローバル記録管理方針」に従って管理し、私たち全員が会社の記録の保持、保存、および破棄に関し、承認された同一のプロセスに確実に従うた必要があります。法務チームが随時、特定の法的な目的のために特定の記録を保持するよう社員に求める場合がありま す。法的影響を避けるために、これらの指示に従うことが重要です。
物理的資産および電子資産。エクイニクスの社員である私たちには、基本的な事務用品からコンピュータまでさまざまな物的資産を託されており、それらのすべてを保護する責任があります。これには、盗難、不注意、および不必要な浪費に対する合理的な予防措置を講じることが含まれます。また、エクイニクスの消耗品と装置は、正当なビジネス目的にのみ、使用しなければなりません。
エクイニクスはまた、情報とテクノロジーのリソースを私たちに提供し、職務を効果的に遂行することを支援します。これらの電子資産には、電子メール、ネットワーク、インターネット、社内イントラネット、携帯電話、その他の無線通信機器、電話、およびボイスメールシステムが含まれます。これらは会社のツールであり、エクイニクスとエクイニクスに勤務する者全員の品位を保つ方法でのみ使用する必要があります。会社資産の送受信、ダウンロード、または保存されたものはすべてエクイニクスの所有物です。これは、プライバシー関連の適用法で許可される場合は、随時、皆さんの記録や装置をエクイニクスが確認できることを意味します
完全で一貫性があり、正確な情報の一般大衆への提供は、当社の評判を維持する上で非常に重要です。それはまた、法規制の義務を順守するための要件でもあります。許可されていない限り、会社の代表として話すことは避けてください。コメントを求められた場合は、エクイニクスの広報チームに問い合わせるよう伝えてください
責任を持ってソーシャルメディアを使用してください。エクイニクスは、強力なコラボレーションツールとしてソーシャルメディアを利用し、皆さんが個人のコンピュータを使用して、プライベートでオンラインツールを使用する権利を尊重しています。ただし、ソーシャルメディアが仕事かプライベートのいずれかで職務遂行やエクイニクスの事業利益に影響を与える場合は、会 社の方針の対象となります。私たちは、常にオンラインツールを会社の方針に整合する方法で使用し、当社の機密情報および取引先の機密情報を保護する義務があることに留意する必要があります。